Webデザインの勉強は独学でもできますが、効率が悪かったり、方向性が間違っていたりして時間がかかってしまいます。
Webデザイナーとして活躍する方から教えてもらえる、Webデザインの専門スクールで学ぶことが近道です。しかし、スクールの数はとても多く、カリキュラムの内容や授業システムはスクールによって異なります。
いち早くWeb業界で活躍するためには、スクール選びが重要です。
では、Webデザインの世界で活躍するためには、どのようなWebスクールを選べば良いのか悩んでいる方は多いと思います。
そこで今回は、失敗しないWebデザインスクールの選び方をご紹介します。

目次

目的の明確化
ポイント① 卒業生が活躍しているか
ポイント② 実践的なカリキュラムか
ポイント③ 学習が続けやすい環境か
 ー オンライン型スクールのメリット、デメリット
 ー 通学型スクールのメリット、デメリット
まとめ

目的の明確化

比較する前にまず何を目指しているのかを明確化していきましょう。Webデザイナーとして就職したいのか、フリーランスになりたいのかで基本的な技術を学んだ後に取るべき行動が違ってくるからです。

フリーランスとしてやっていきたい方は、仕事のとり方(営業方法)や契約書、進め方などまで教えてくれるスクールを選んでおくとスクール卒業後のビジョンが明確化できるでしょう。

就職したい方は履歴書添削や面接対策など就職のするまでのサポートがあると安心して就職活動に向き合えるでしょう。

では比較するポイントをチェックしていきましょう

ポイント① 卒業生が活躍しているか

スクールを選ぶ際は、卒業生が多く、生徒がスクール卒業後に活躍しているWebスクールを選びましょう。
卒業生が多く活躍しているスクールは、就職サポートやフリランスとしての案件獲得サポートが充実しています。

サポートの充実度を見極めるためには、「たくさん卒業生がいるか」だけではなく、「卒業生の実績」まで見ることがポイントです。
大手企業へ就職している卒業生が大勢いたり、受賞歴などの実績が多かったりするスクールは、卒業後の就職サポートも充実していると言えます。

また、独立したり、在宅での仕事で成功しているかどうかもチェックした方が良いでしょう。
検索してもそのスクール自体が掲載している情報だけでは比較しきれない点もあると思います。そういった場合はTwitterなどで実際の口コミなどを見てみるとリアルな情報を得ることができるので活用してみましょう!

ポイント② 実践的なカリキュラムか

卒業後すぐにWebデザイナーとして活躍するためには、現場で即戦力になるスキルが必要です。

Webデザイナーとして第一線で活躍するためには、実際に活躍しているプロから教わることが一番です。現場に即した最新技術を学び、現場の雰囲気や実例を交えながら教わることは意欲向上にもつながります。

知識やツールの使い方を学習するだけであれば本や映像教材などを利用した独学でも十分に学べます。
一方で自分が作ったデザインに講師からフィードバックをもらい改善していく過程は、スクールで学ぶからこそ得られる醍醐味だといえます。
せっかくスクールに通うのであれば、どれだけ手を動かすカリキュラムがあるのか、講師からフィードバックをもらえる環境がどれほど整っているのかを重視してみてください。

独学から始めたい方はこちらの学習の始め方を参考にして学習を始めましょう

スクールによっては質問できる回数に制限があるところもあります。わからないことがあればいつでも質問できる環境かどうかもチェックしておくといいでしょう。

また、実践形式はスキルアップだけでなくポートフォリオ作りにも役立ちます。

ちなみに私が通っていたスクールでは3つのバナー製作と5本のLP製作に加えて自身のポートフォリオ製作が卒業製作でした。

ポイント③ 学習が続けやすい環境か

Webデザインを学びはじめた方のほとんどは、「なかなか時間がとれない……」「やる気が続かない……」というお悩みを抱えています。

転職活動中の方や子育てしているママさん、はたまた大学生などデザイン学習以外にも忙しくスケジュール管理が問われる状況下だからこそ、モチベーションが自然と上がる環境に身を置けるかどうかがとても重要になります。

Web業界は常に進歩し続けている世界なので、能動的に動ける方でないと生きていけません。そのため学習段階から継続する力と自ら学び続ける力をつけていきくことが必須です。この点を踏まえてスクールを比較しましょう。

スクールの形式は大まかに分けてオンライン型と通学型に分類できます。
それぞれにメイリットとデメリットがあります

オンライン型スクールのメリット、デメリット

メリット
Web上で学習が完結する
どこでも自分の空いた時間にコツコツ勉強できる
講師とのやりとりや質問などもチャットやビデオ通話で可能
わからない点はすぐにチャットで聞くことができる
自分のスケジュールに合わせて学習を進めることができるなどの融通が効く

デメリット
クラスメイトといった仲間のつながりを築きにくい
対面での授業が良い人には向いていない
自分で集中できる環境づくりや継続が苦手な人には向いていない

通学型スクールのメリット、デメリット

メリット
講師や仲間と直接コミュニケーションが取れる
集中しやすい環境が整っている
仲間との合同プロジェクトなどの製作練習ができる

デメリット
学習する時間の融通が効かない
通学時間がかかる

上記のメリット、デメリットを比較してどんな環境だったら学び抜けるのか自分にあったスクールを選びましょう

まとめ

今回はスクールを選ぶ際の比較すべきポイントを紹介しました。
スクールは決して安いものではないので自分の目的をはっきりさせた上で、どこのスクールがあっているか比較してここなら継続して学習を続けられると思える環境とカリキュラムを提供しているスクールを選んでいくと失敗しないでしょう。
費用の確認も相場と比較しながら行いましょう。高ければ良いスクールとは限りませんので何を学ぶことができるか、サポートの充実と費用を比較してみましょう。

いくらカリキュラムが充実したスクールに通っても、その内容をしっかり習得できなくては意味がありません。
そのため、Webデザインスクールを選ぶ際は、カリキュラム内容だけではなく授業以外のフォロー制度にも目を向けることをおすすめします。
いつでも質問できる環境や、理解できるまで繰り返し学べる制度があれば、より深く技術を習得できるはずです。

今回ご紹介した目標の明確化に加え、3つポイントを踏まえながら、Webデザインに必要な技術をしっかり身につけられる環境が整ったスクールを選びましょう。